Endian発売によせて

 Endian発売によせてを書いている今、私は自分が担当の曲を全て書き終わってCD発売に向けて最大の難関を突破した気分でいます。

この度は我々青りんごの1stアルバム「Endian」に興味を持っていただいてありがとうございます。


 私、kurikintonが相方hanghuiと青りんごを結成したのは2014年の冬、今から5年前のことです。

あの頃はギターを始めたばかりでアコギのコードは独学で覚えていた頃でした。

偶然一緒に音楽をしようという話に誘われて今に至っています。もしあの日あの時誘われていなければ、おそらく曲作りをしていなくて、まさか将来CDを出すまでになるとは思わなかったです。 

今回製作したアルバムは、青りんごの新たな一面を表す曲たちです。

 昔も曲はほぼ単調な曲で、今聞き返すと笑っちゃうぐらいの曲なのですが、(自作のコードHとは...)それが実は今の青りんごの根底にあるものです。

二人とも違うジャンルの曲を聞いてきたとは思うのですが、このアルバムを作っていく過程で、やはりいいと思うものが共通のものであったり、言葉にできない音楽のモヤモヤを共有できたりしたことがこの証拠だと思います。 

最後に、青りんごの初期からサポートしてくださった恩師KJさん、DTM界で色々教えてくださった方々、曲を聞いてくださるみなさま、相方のhanghui、全ての人に感謝します。

 自信を持ってお届けできるアルバムです。ぜひお手にとって聞いてください。


 曲解説 

元住吉 

元住吉は青りんごボカロ曲プロジェクトの第2弾です。 自分の中では曲の構成や楽器編成は一番良いと思います。特にブラスを特に使ったアレンジ、曲作りのテーマとしていたいい感じのレトロ感と最新の令和感をよく示せている気がします。(過去のブログ参照)  


星月夜 

この星月夜はムンクの星月夜という絵からインスピレーションを受けて作っています。 ムンク後期の作品は、精神的不安定さが少し良くなり希望の光が差し込み始めている作品が多い気がします。この作品はまさにその絶望と希望両方をすごいバランスで一枚の絵に閉じ込められている気がします。(美術館でこの絵をじっくり眺めている人は私だけで近くにあった他の有名作品に人が流れていってしまっていて残念...) 


互いに素 

この曲は相方が発掘したというべき曲です。セッションの途中でアイデアを聞かせ合う会をやった時に、すごく前のアイデアの中から発掘してもらったのが最初のリフです。 このリフのインパクトに合うメロディーを作るのに非常に苦労しました。そのような家庭があったので珍しい構成の曲になった気がします。完全にメロトロン信者になりました。  


笑気 

この曲は、私が唯一関わっていない曲なのですね〜 昔は作詞作曲を一人で済ますことが多かったのですが、このアルバムでは完全に共同で曲を作ってきたイメージです。笑気はギターのリフから作っていったみたいです。相方のDTM能力がこの曲でどんどん上がっていくのがでも音源もらってわかる曲でした。 


シュレディンガーの猫 

この曲は青りんご再始動の曲、ボカロ曲1作品目です。 エレキギター弾きたかった... ちなみに私は犬派です。  過去のブログにいろいろ書いています。


未来 

この曲は、青りんご初期の頃に思いついたアイデアから作った曲です。アコギ一本で作曲と作詞は済ませて、自主制作のCDの最後にも収録した思い入れのある曲です。 これほどの曲をこれから自分で作れるか自信はないですが、この曲を超える曲を作っていくつもりです。今回は編曲がメインだったのですが、編曲も曲を作った頃イメージしていた音像に比較的近いものを再現できたのではないかと思います。自分自身のDTMの技術向上を感じた一曲でもあります。 


アコギカバー

青りんごのEP「Endian」の最大の特徴として、ボカロ曲のセルフカバー曲を入れさせていただいているということかなと思います。特に元住吉はおそらくこのEPのなかで一番音楽性が高くて、エネルギッシュな楽曲になっているかなと思います。

元住吉のアコギカバーについてはもっと語りたいことがあるので別でブログを書いてもいいかもしれないです。


kurikintonの音楽ノート

音楽を作っていたり歌ったり色々してます。 (注:KURIKINTON FOXさんではないです。)

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